社団法人 福井県建築士会

福井県の建築士・建築事務所の業務改善と進歩、社会貢献を目的とした公益法人です。

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第1回「伝統民家のある風景」写真コンクール

1 募集期間
平成19年10月〜平成20年5月末日
2 審査員
福井工業大学教授(建築史)   吉田 純一 氏
写真家                水谷内 健次 氏
潟tジカラー北陸福井支社長  三好 勝巳 氏
3 賞
大 賞(1点) 賞状・賞金(3万円 )
特 選(2点) 賞状・賞金(2万円 )
入 選(5点前後) 賞状・賞金(1万円 )
佳 作(10点前後) 賞状・賞金(5千円 )
4 発 表・その他
表彰式    :平成20年7月26日 福井市アオッサ
記念講演会 :平成20年7月26日 『小原の風景・よみがえる古民家』 講師:吉田純一先生
作品展示   :平成20年 7月26日〜31日   福井市アオッサ 5階ギャラリー
                 8月18日〜29日  小浜市役所ロビー
                 9月7日        福井駅前大通歩行者天国
                11月15日〜24日  三国湊町家館
         平成21年 7月10日〜12日 福井市 アオッサ1階ホール
                10月17、18日 大野市 平成大野屋
                11月14日〜29日 勝山市 ゆめおーれ勝山         
          平成22年 6月21日〜25日 福井市 県庁1階ホール
                7月3日、4日 福井市 エルパ2階エルパホール

審査総評

審査員:吉田純一、水谷内健次、三好勝巳

初の試みで129点もの作品が集まったことはすばらしいことである。普段見落としがちな風景を切り取って、伝統的民家のよさを再発見できる良い写真が多かった。寒い中での雪景色やシャッターチャンスをずっと待っていたとわかるような写真もあり、応募者の意気込が感じられた。
もっと穴場を発掘するような写真を期待していたが、板取宿や熊川宿のように名前の通った地区の写真が多かった。また、民家のある「風景」といいつつ、民家そのものを風景としてとらえた写真も多かった。民家は地域の歴史や風土の中に生まれ、育まれてきたもの、「民家のある風景」をこういった観点から幅広く捉えて欲しかった気がする。「風景」となるように広いアングルで撮影するか、人々の生活も合わせて写すようにすると、さらにこのテーマに沿った写真になったと思う。
この写真コンクールをせめて3年程度は継続していただきたい。継続することにより穴場の発掘や、四季を通じた写真が増えてくる。また、高校生や中学生などにも広く応募を呼びかけ、若い人たちの伝統民家に対する関心も深めていって欲しい。

大賞 『がったりで遊ぶ子供たち』 熊川宿
宮田 勝美

【審査講評】
風景をうまく切りとって、写真に無駄がない。銀鼠色の瓦屋根、白漆喰と縦格子の影のコントラストが美しい2階の壁、1階部分の古い壁の三段構成が非常に絶妙である。時代を感じる看板やがったりに座った子供たちの姿をうまく捉え、現代の1コマの生活風景の中に伝統的民家が活き活きと溶け込んでいる様子がうまく表現された、すばらしい作品である。

【思い出・思い入れ】
国の重要伝統的建造物群保存地区となっている熊川宿のほぼ中央部で唯一残っているがったりで遊ぶ近所の子供たちの日常の風景写真。背景の建物は江戸時代に建てられた町家で、塗籠の外壁に虫籠窓や袖卯立をもち、当時の様式を残す貴重な町家で、現在もそのまま使われている。


特選 『白壁のある町並』 越前町江波
坂井 文子

【審査講評】
美しい伝統的農家の町並みで有名な旧宮崎村江波地区の写真。妻面の美しい木組みが見える農家がリズミカルに写され、きれいだ。高台から撮影し、集落の背後の水田を写しこんでいることで伸びやかな広がりを感じる良い作品である。ただ、手前の柿の木に実が実っていて、左前方のやや形式をことにする家を多少隠すとさらにいい写真になったと思われる。

【思い出・思い入れ】
白壁の家並みがとても美しいので撮りました。

特選 『昭和初期の専業農家』 大野市上野
川縁 功

【審査講評】
福井の伝統的農家住宅については、木組みの美しい妻面を写している作品が多い中、この作品は横(平)から写している点が特徴的である。画面の横幅いっぱいに大きな住宅を写し、のびのびと広がりを感じられるとともに、画面中央の桜と手前の青々とした麦と畦の緑の色合いも美しい。伝統的民家に季節感が溢れた、印象的な作品である。

【思い出・思い入れ】
昭和に入ってすぐ建造された80年余経過した家と聞いている。純粋の専業農家で昔は玄関横に厩(うまや)もあったが一部改造されて今はない。家の大きさを表現したかったので、敢えて家の裏から撮ってみた。ちなみに間口11間(約20m)、奥行き5間(約9m)、中柱(ケヤキ)1尺角が1本、8寸7分角が10本程。


入選 『農繁期』 小浜市四分一
三宅 市郎

【審査講評】
茅葺の農家と農作業風景の配置が絶妙でいい作品ではあるが、屋根全体が写っていないのが残念であった。

佳作 『山村の冬』 鯖江市中戸口
棟朝 よしみ

【思い出・思い入れ】
蔵と馬屋門を構えた農家が杉林を背景にひっそりと佇んでいます。 厳しい北陸の冬をじっと耐えるかのように・・・。


入選 『武家屋敷旧内山家にて』 大野市
木村 文雄

【思い出・思い入れ】
数奇屋風書院から眺める大野城を借景とした新緑の庭にほっとするものを覚え、ついつい時が過ぎるのを忘れてしまう。一方で、屋敷の主(あるじ)が日々大野城を仰ぎながら気持ちをひきしめ、藩政再建に尽力していたであろうことを思うと、さらに感慨深いものがある・・・・。大野市の町並みとともに四季それぞれに感動とやすらぎを提供してくれる情景のすばらしさを、私たち福井県人が再認識し、他県の方々にもアピールしていくとともに、大切にしていきたい。

入選 『昔を偲ばせる熊川宿』 熊川宿
森岡 昭七

【思い出・思い入れ】
若狭の方へ出かけると、古い町並の熊川宿へ必ず寄ってきます。昔そのままの古い民家が建並ぶ町並を散策すると昔にかえったようで現代を忘れさせられます。このようなすばらしい町並をいつまでも大切に残してほしい。


入選 『晩年の春』 今庄板取宿
山ア 清成

【思い出・思い入れ】
老人夫婦が観光にいらしたようです。ちょっと離れて歩いていました。古民家も老夫婦もしずかなたたずまいで、こういう年の積み重ね方もいいなと思いました。

佳作『河和田・西袋の山里』 鯖江市西袋
吉田 修二郎

【思い出・思い入れ】
所有者の愛がそそがれ、改修・活用された民家がならび、生き生きと建っている美しい民家と山並みと田園の風景です。


佳作 『屋根葺き』 池田町稲荷
畑中 善夫

【思い出・思い入れ】
日本特有の民家である、かやぶき屋根の葺き替えをした時の現場写真の中にありました。昔からくずやの屋根葺きは、春の農繁期までにするのが恒例となっていました。今日はあまり見られない風景となり、この時も桜が満開となり、時期としては遅めの屋根葺きでした。

佳作 『癒しの古民家』 福井市おさごえ民家園
岡崎 彦左エ門

【思い出・思い入れ】
古い昔の生活を惜しむ。


佳作 『雪の熊川宿』 熊川宿
堀川 恭司

【思い出・思い入れ】
青空の熊川宿。 町並みがとてもきれいです。
特に雪が積もったあとの景色は雪国の雰囲気が最高です。

佳作 『長者』 越前町金谷
山田 進

【思い出・思い入れ】


佳作 『冬晴れの日』 今庄板取宿
前田 由加里

【思い出・思い入れ】
厳しい環境の中、手入れのいきとどいた4棟の茅葺の家が建っていました。とても美しい風情でした。

入選 『越前町の民家』 越前町青野
橋本 潔

【思い出・思い入れ】


佳作 『雪の山里』 今庄板取宿
坂井 敬治

【思い出・思い入れ】
3月でも雪深い山里は まだ春遠きの感。
子供達が元気に雪遊びをしていました。

佳作 『和紙の里』 今立和紙の里通り
坂井 佳代子

【思い出・思い入れ】
新緑の山を背景にそびえたつ 卯立の工芸館。


佳作『落ちつくまちなみ』 越前市寺町通り
山崎 大祐

【思い出・思い入れ】
久しぶりの写真サークルで訪れた武生のまち。
こんなにしっとりした石だたみの町並があるとは知りませんでした。
おじいちゃんとお孫さんが楽しそうに自転車で通り過ぎて行きました。


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