4年ぶりに 第4期ヘリテージマネージャー養成講座が開催されます。
ふくいヘリテージマネージャーとなり、私たちと一緒に活動しませんか。
- 期間:令和元年 7月13日(土)~12月14日(土)
- 講座内容:
歴史的建造物の保存・活用について、60時間の講義と演習で総合的かつ実践的に学びます。
全日程終了された方は、ふくいヘリテージマネージャーに認定されます。 - 受講料:30,000円(税込)
- 募集人数:30人
- 募集締切:7月3日(水)
一社)福井県建築士会内 TEL:0776-24-8781
1 調査
2 研修・見学会
3 保存活用
4 会議等
4 その他
福井県勝山市元町のS氏邸離れの移築活用希望者募集は8月31日に締め切らせていただき、応募が2社ありました。
所有者S氏とふくいヘリテージ協議会の協議の結果、永和住宅株式会社に活用をゆだねることになりました。
移築活用をして頂く永和住宅は、この離れを古民家改修のモデル住宅として、永平寺町諏訪間にほぼ現状の間取りで移築し2~3年以内に公開予定とのこと。文化財登録も検討して頂いています。
公開のあかつきには、当協議会としても見学説明会を計画したいと思います。
また今後も、歴史的建造物の調査だけではなく、活用し、残す手助けをしていく活動も必要であると考えます。
*永和住宅株式会社の問合先は「傾綺者」設計事務所 笠原正行(090-5683-1404)。
*所有者はS氏のままとし、お名前は非公表でお願いします。
*譲渡価格も非公表とさせてください。
ふくいヘリテージ協議会 代表世話人 篠原 憲司
事務局 尾野 和之 090-7080-4414
雄大な山々と豊かな自然に囲まれた福井県・勝山市。勝山の町はかつて羽二重を中心とする織物産業で大いに発展しました。S氏邸は勝山市街地の中央に位置します。
S氏邸離れは、ある織物会社経営者の自邸離れとして、織物産業最盛期の昭和初期に金沢から移築されました。
離れは、12帖半の本座敷を主として、銘木を用い、丁寧な仕事を施した座敷や茶室などが並び、座敷を囲むように土庇の広縁が廻ります。もとは金沢の料亭の一角にあった座敷と伝わり、昭和初期に勝山まで牛車で部材を運び、S邸離れとして再建されました。内部は高い天井、銘木尽くしで、趣向を凝らした床構えなど、近代の和風建築らしい佇まいをみせます。規模は大きくありませんが、見どころが凝縮された建築です。また、勝山の織物産業の隆盛の一端を物語る建築としても貴重です。
現在、移築後約90年を経ますが、材の狂いもなく、大切に使われてきたことから保存状態は非常に良好です。この度、現在地での維持が難しくなりましたが、取り壊してしまうにはあまりに惜しく、この建築を別の敷地で移築活用し、永く愛してくださる方を募集します。
ぜひ、新たな場所で素晴らしい建物が再び輝けるよう、皆さまのご応募をお待ちしております。
福井IC近くの水口木材さんの加工場での、山里口御門の松梁のチョウナ加工の作業風景です。
滑らかな仕上げで、木くずもかなり薄いです。
木目を見ながら根元から削ったり、先から削ったり、頻繁に削る向きを変えていました。
若い人も熟練大工さんの指導を受けながらの作業です。
結構頻繁にグラインダーで刃先を研いでいました。
先日11/15、歴史まちづくりシンポジウムが開催されました。
挨拶に続き、
富山県建築士会常務理事の徳田義弘氏に、「歴史遺産を活かしたまちづくりと自治体との連携」と題し、スライドを交えた興味深い活動について講演頂きました。
後半は、
コーディネーターとして日本建築士会連合会副会長山中保教氏をお迎えし、市町村担当課の方々と、ふくいの歴史遺産の保存、まちづくりについて意見交換会を行いました。
各市町村の抱える問題、建築士会やヘリテージ協議会、専門家との関わりなどについての要望など、課題を浮き上がらせることのできた非常によい機会となりました。
なお、シンポジウムの写真は、下記リンクよりダウンロードすることができます。
歴史遺産を活かした特色ある福井らしいまちづくりを目指して、自治体と建築士会などとの連携の在り方を模索するシンポジウムの開催です。
シンポジウムちらしを下記リンクよりダウンロードにてご覧いただけます。
ふくい歴史・まちづくりシンポジウム ちらし